皆さん こんにちは。
「Welcome to Wellness(ウェルネスへようこそ)」では、人々の幸せに直結する「ウェルネス」を理解して、「ウェルネス」が皆さんに提供できる大きな可能性を学んでいきます。
今回のテーマは
・免疫は「体を守る兵隊」- 必要以上でも 必要以下でもなく
です。
免疫を何かに例えると、「体を守ってくれる兵隊」です。
【免疫系のキーワード】
・白血球 : ばい菌・病原菌・癌・体の異物を食べる。
・カイトサイン : 白血球のコミュニケーションツール。たくさんの白血球を集めることができる。
・抗体 : 白血球のサブタイプ B細胞が生産する糖タンパク分子。抗体は異物の体内侵入から7-10日以内に生産される。
でも、この「体を守ってくれる兵隊」である免疫系が
正常以上
もしくは
正常以下
で機能していくと、様々なリスク「病気になる恐れ」がでてきます。
例えば、免疫系が必要以上に働いていくと、体に悪影響を与え、日本人の場合はリウマトイドのような病症のリスクがあります。
逆に、免疫系が鈍くなってなかなか働いてくれなかったら、ウィルスやばい菌に感染しやすくなってしまいます。
「体を守ってくれる兵隊」免疫系に正常に働いてもらうことが重要なポイントです。
ですが、免疫そのものを特定の器官で管理する場所はないので、体の具合が悪くなった時に
免疫に問題があるという認識はもたずに「親や先祖代々の遺伝で体に問題が生じているのだ」という理解になる傾向にあります。
免疫系は
「必要以上に働いていくと体に悪影響」で
「必要以下に働いていくと体を守ることが出来なくなる」。
免疫系を改良するというのは
「免疫系の正常なバランスを保つこと」が重要なポイントなのです。
そして、「免疫系が必要以上に」あるいは「必要以下に」働いていくと、体の内臓器官の老化が進んでしまいます。
これまでお話しした「糖尿病の患者さん」は、すでに「内臓器官の悪化・老化」が発生しているので、免疫系も老化してしまったことになります。
例えば、国によっては、糖尿病になった患者さんは、毎年インフルエンザワクチンの接種が必要だと認識されています。
普通の人の場合、インフルエンザのワクチンを1回接種すると2年間ごとの接種で済むところ、糖尿病になった患者さんは、毎年インフルエンザのワクチンを接種する必要があるのです。
なぜ期間が短くなっているのかというと、糖尿病になった患者さんの場合、「免疫力が弱く」なっていて、ワクチンを接種してもなかなか機能してくれません。
そのような理由から、毎年ワクチンの接種が必要とされています。
免疫というのは、実は「複雑な仕組み」です。
「人の体の中で最も複雑な仕組み」でもあるといわれています。
免疫系の事を簡単に説明していくと、免疫系は「2つのグループ」に分ける事ができます。
1つ目の免疫のグループは
【免疫グループ1】
「早急措置」というグループです。
ウィルスばい菌が体の中に入ってきた時に、それに対して対応していく免疫のグループとなります。
2つ目の免疫のグループは
【免疫グループ2】
【免疫グループ1】を必要以上に働かないように抑えるための免疫グループです。
この【免疫グループ2】は
「体の炎症」にも効果があります。
そして、ウィルスばい菌が体内に入ってきた場合「2つの仕組み」が必要です。
【ウィルス・ばい菌に感染-必要な2つの仕組み】
【仕組みその①】 免疫力アップ
免疫系のサイクルを早くして感染したウィルス・ばい菌に早く対応する。
【仕組みその②】 内臓・免疫系を正常化
ダメージをうけてダメになった内臓を正常に近い状態に戻して同時に免疫系を正常にする。
この仕組みについて詳しく話す前に、「どうして人の免疫系が異常になり老化してしまったのか」について、みていきましょう。