皆さん こんにちは。
「Welcome to Wellness(ウェルネスへようこそ)」では、人々の幸せに直結する「ウェルネス」を理解して、「ウェルネス」が皆さんに提供できる大きな可能性を学んでいきます。
今回のテーマは
・血糖値
です。
血液の状態において、最初に異常がわかるのが「血糖値」です。
特に重要な数値は、「HbA1c」となります。
血糖値には、2つの項目があります。
1つ目は、血液の中の血糖値「FBS(空腹時血糖値)」。
「FBS(空腹時血糖値)」を測る時というのは、主に、すでに糖尿病になった患者さんに対して、どれくらいの薬を飲んだらよいのかをチェックするための数値です。
2つ目は、赤血球にくっついている血糖値「HbA1c」です。
ここでは、「赤血球がどれぐらいダメージを受けているのか」を数値で知ることができます。
「メタボリックシンドローム」をチェックする際には、「HbA1c」の数値に焦点をあてていきます。
その理由は、この「HbA1c」の数値(赤血球についている数値)が大きければ大きいほど、血管の働きも数値に比例して、同時にダメージを受けているのです。
「赤血球に炎症を与えた」ということは、「血管も同時に炎症が発生した」という事になります。
「HbA1c」の数値は、赤血球にくっついている血糖値の数値です。
この数値は何を教えてくれるのかというと、あなたの体の中の赤血球はどこまで「老化」がすすんでいるのかを把握することができます。
赤血球の健康具合をまず測り、その結果をみて、体中の内臓はどこまで影響を受けているのかを読む数値です。
非常に大事な数値なので、「PROWELLNESS」に参加する際、必ず「HbA1c」の数値チェックする必要があります。
「HbA1c」は重要なのですが、病院のお医者さんは患者さんから依頼がなかったら、あまりこの数値をチェックしない傾向にあります。
お医者さんは薬を処方する立場にありますので、注目している血液内の血糖値は、「FBS(空腹時血糖値)」のほうをチェックする傾向にあるのです。
「FBS(空腹時血糖値)」の数値は、体中の膵臓(すいぞう)の変化をチェックする際に使用します。
「FBS(空腹時血糖値)」の数値に注目することで、膵臓(すいぞう)への薬を出すのか、量を増やすべきかなど決めるためなのです。
内臓が良い状態であることを確認するためにチェックする数値ではなく、薬をもっと増やすかどうかの判断材料として数値をみたいのです。
ですので、「HbA1c」は重要で、体中の内臓に直接の影響がある数値となります。
「HbA1c」の価値を低く扱うほど、体中の内臓を守ることが出来ないのです。
また、どうしても甘いものを食べてしまって、罪悪感を感じる人がいます。
必要以上に砂糖を食べてしまっていた事が、数値として表れ罪悪感を感じるケースです。
でも、これは当人が悪いわけでは、実はないのです。
自分が甘いものを食べたいから食べるのではなくて、「脳の働きがそのように変わってしまった」から、甘いものを食べるようになってしまったのです。
ですので、砂糖をたくさん食べている人はよく罪悪感をもっているのですが、そうではなくて、正しい知識を身に着けて理解をすれば、しっかりと正しい体の管理ができるようになります。
「HbA1c」の数値は、「糖尿病になる・ならないの判断基準」となります。
「HbA1c」の数値を減らすのは、皆さんの協力も必要となります。
患者さん自身、体のオーナーに協力をしてもらわないと、自分の正常な内臓器官を取り戻すことはできません。