皆さん こんにちは。

「Welcome to Wellness(ウェルネスへようこそ)」では、人々の幸せに直結する「ウェルネス」を理解して、「ウェルネス」が皆さんに提供できる大きな可能性を学んでいきます。

 

今回のテーマは

・本当のあるべき姿 ー【ケース1】の場合

です。

 

【ケース #1】のグループがあります。

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出典:©How I spent St. Patrick’s Day / LFLamb

 

現代の医療の考え方というのは、どれだけ長く人の命を続けていくのかに注目しています。
その目的のために、「薬」を使ったり、薬がだめだったら「人工器官」を使います。

 

現在の医療の認識では、まずは「命をどう伸ばしていくのか」とういう事に優先順位をおいてきたため、例えば NCDs(非感染性疾患)が原因で体の中の器官が「ダメになった」「使えなくなった」場合、どうすればいいのかというと、代わりとして「人工器官」「人工の内臓」を使えばいいという認識になっています。

 

例えば、NCDs(非感染性疾患)が原因で「糖尿病」になった患者さんは、糖尿病になった結果、膵臓(すいぞう)がだめになってしまったと仮定しましょう。

 

すると、人工の膵臓(すいぞう)を取り付けるのです。
あるいは、腎臓が正常に機能しなくなったら、病院にある機械を使って「人工透析」をして、血液を浄化していけばよいのだと。

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このようなやり方となります。
病院の機械を使って、人工器官を使って、命だけをつないでいくことに注力していきます。

 

以前ある方と話しました。
彼女のお父さんが、内臓が正常に働かなくなって、入院した方がいます。

 

彼女が言ったことは、「自分の体にどれくらいの価値があるのか、どれくらいの価格があるのか、病気になるまでわからなかったけれども、入院してから、自分の体にどれくらいの価値があるのかが、初めてわかった」というのです。

 

人工器官の経費が、医療請求書のなかに「金額」として数字で出てきます。
自分の器官にどれくらい「金額」があるのかその時点でわかる。と彼女は言っています。

 

病気になることは「経費」がかかります。
彼女のお父さんは血管がつまって血流が滞り、血管の手術を受けなければいけませんでした。

 

彼女の国では、血管の一箇所を手術するだけで、30万円かかったのです。

 

糖尿病が原因で、肝臓が正常に機能しなくなり、人口透析を使って血流をきれいにするためには、1週間ごと3万円かかります。
人工器官は、1か所約30万円です。

 

これだけ経費がかかり、「自分の体の価値が、医療費という値段」という形で明らかになったことで、自分の体の価値を認識することになりました。

 

病気になってしまった段階では、すでに他の方法がないので、仕方なくお金を使って命を伸ばしていくという選択肢しか残っていなかったのです。

 

本当の質問は、「こういった金額を払わなければならない現実は、患者さんが望んでいたものなのでしょうか?」

 

大事なことは、「このような状態をはじめから望んでいる人は、どこにもいません」。
ですが、病気になってしまうと、命を続けていくために、医療費というお金を払わざるを得ないのです。

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